Dynafitバインディングといえばバックカントリースキーとスキーマウンテニアリング界にレボリューションをもたらした事は万人が認めるところですよねぇ
TLT Speed
売りは数えきれない程ありますが、やはりまず何と言っても重量でしょう!
TLT Speed 335g
Low Tech Lite 197g
Low Tech Race Auto 125g
左)Low Tech Race Auto 右)Low Tech Lite
山岳スキーレーサーでも純粋にスキーヤーでもないのに、何故スノーボーダーがこんな話を!?とお思いのみなさま、自分がこのシステムを使う理由には山岳環境での機動力、登攀力、そして耐久性の向上=安全性確保の理論はもちろん、基本的に滑り以外の全てに勝るであろう秀逸なスキーヤーに負けたくないから!!の一心であります!!!
このシステムを使う以前は、アプローチにショートスキーまたは普通のスキーを使ってボードをドラッグまたは背負って歩いていた、とんでもにゃい時代もありました
K2 Approach Ski (右はクリッカーバージョン)
そして90年代後半にスプリットボードに転向してもソフトブーツとストラップバインディングの限界を悟るに至り、ATブーツやプラブーツとストラップまたはプレートバインディングの組み合わせで山行をこなしていました
左)Scarpa Phantom 8000 右)Koflach Arctis Expe
これは何故ハードブーツなのかの話にも繋がりますが、単純に登攀能力と安全性に欠け、厳しい山で限界のあるソフトブーツの選択肢は無くなり、煩雑で壊れやすいストラップバインディングではなくプレートバインディングを使い始めます(バインディングやブーツの話はまた今度書きます)
Cho Oyu BC
そしてスプリットボードには耐久性に優れ、脱着が容易で、軽量かつ登高能力の高いTLTに行き着いたのは自然な流れだったと思っています
Spark R&D Adapter(ドリルしないで済むんです)
最初はコツのいるシステムですが、慣れればシマノのクリッカーと遜色ありませんし、雪付きもウイングの下の深い溝に溜まるいわゆるアイスレイク状態さえ気をつければ、一瞬です!クランポンを使わなければ上の写真にあるプラマウントを削ってしまえばもっと楽ですね!ただ、自分は潤滑油を入れ、スクレイパーで常に氷を取り除き、細心の注意を払うようにしています(ちなみに細引きはホールループ)
B&D Dynafit用クランポン(ギンギンに研ぎます)
ここまではかなりのスノーボーダーが採用しているシステムでもあります(本当かよ!?)ここからはいよいよ禁断のヒールピース取り付けです
いやあゴツい!できればLow Tech autoがいいなぁと思いますが、、、まあ率直にこんなん付けて何処行くの?っていう声がほとんどですよね
ヒールピースの最大の特徴はそりゃあもちろんダウンヒルスキーモードで滑れる!ですが、北米ではFix the heel, heal the problemという格言まである???(カタカナに直すとフィックス・ザ・ヒール、ヒール・ザ・プロブレム=ヒールを固定すりゃ問題解決さ!という意味です)☜別に面白くないって?う〜ん、発音すると結構いいんですよー
例えば凍り付いた稜線上でのヒールフリースキーが怖い!やべえ下り過ぎちゃったよぉ〜サイドステップで登り返したい!たまにはスキーモードでパウダー滑りたい!などなど用途は多種多様なのです!それと単純にヒールリフターも2段階あってよろしい!
ちなみにこちらのマシンはやる気さえあれば、①スノーボード、②スキー、③テレマークスキー、さらに④モノスキーの4種目が楽しめる逸品!
ただ、注意する点は最近のスノーボードは薄い!のでぶち抜きで埋め込まない限り派手にスキーモードを多用すると壊れちゃうかもしれません(板舎のボスもそう仰っていました)
お手入れも簡単で、こちらのGreaseを使えば一発ですぜ〜
おそらくリフターを歩きながら調節するのにも少しコツがいります!!詳しくはコロラドの重鎮のHow to videoをご覧あれ☟
また、長期にわたる耐久性やプレリリース習性などもまだまだ議論の余地がありそうですが、最大の欠点とされるのは固定ヒールからフリーヒールにしたい時に完全に足を外す必要があるという点かもしれません(とくにアップダウンの激しい場面では面倒ですよね)
裏技としてはヒールピースをスキーポールで捻りながら、ヒールを無理矢理上げるとたまにヒールだけ上手く外れてそのままツアーモードになります(責任は負いかねますので)
まあ、TLTはもはやスキーヤーだけの物じゃないですよ〜!特にバックカントリースノーボードガイドの皆様!お勧めです(これホント)
あー長かったですねぇぇぇ、、、読んでくれてありがとうございました(ぺこり)
裏技としてはヒールピースをスキーポールで捻りながら、ヒールを無理矢理上げるとたまにヒールだけ上手く外れてそのままツアーモードになります(責任は負いかねますので)
まあ、TLTはもはやスキーヤーだけの物じゃないですよ〜!特にバックカントリースノーボードガイドの皆様!お勧めです(これホント)
あー長かったですねぇぇぇ、、、読んでくれてありがとうございました(ぺこり)
加藤さん
返信削除skiexpo 来期はさらにディナは進化しますね
軽さの甘味を味わい 重いギアには後戻りできない
今日この頃です・・
明日から北大雪に伺い 雪崩のご指導と北大雪の
シャンパンパウダーをうけにまいります。
菊池yasu
TLTビンディングをスプリットボードへ取り付ける。十分刺激があります。使い回しが出来れば言うこと無いですかね。
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