2011/02/04

Splitboard + Dynafit TLT ディナフィット


Dynafitバインディングといえばバックカントリースキーとスキーマウンテニアリング界にレボリューションをもたらした事は万人が認めるところですよねぇ

TLT Speed

売りは数えきれない程ありますが、やはりまず何と言っても重量でしょう!

TLT Speed                335g
Low Tech Lite           197g
Low Tech Race Auto 125g

左)Low Tech Race Auto 右)Low Tech Lite

山岳スキーレーサーでも純粋にスキーヤーでもないのに、何故スノーボーダーがこんな話を!?とお思いのみなさま、自分がこのシステムを使う理由には山岳環境での機動力、登攀力、そして耐久性の向上=安全性確保の理論はもちろん、基本的に滑り以外の全てに勝るであろう秀逸なスキーヤーに負けたくないから!!の一心であります!!!

このシステムを使う以前は、アプローチにショートスキーまたは普通のスキーを使ってボードをドラッグまたは背負って歩いていた、とんでもにゃい時代もありました

 K2 Approach Ski (右はクリッカーバージョン)

そして90年代後半にスプリットボードに転向してもソフトブーツとストラップバインディングの限界を悟るに至り、ATブーツやプラブーツとストラップまたはプレートバインディングの組み合わせで山行をこなしていました
左)Scarpa Phantom 8000 右)Koflach Arctis Expe

これは何故ハードブーツなのかの話にも繋がりますが、単純に登攀能力と安全性に欠け、厳しい山で限界のあるソフトブーツの選択肢は無くなり、煩雑で壊れやすいストラップバインディングではなくプレートバインディングを使い始めます(バインディングやブーツの話はまた今度書きます)

Cho Oyu BC

そしてスプリットボードには耐久性に優れ、脱着が容易で、軽量かつ登高能力の高いTLTに行き着いたのは自然な流れだったと思っています

Spark R&D Adapter(ドリルしないで済むんです)

最初はコツのいるシステムですが、慣れればシマノのクリッカーと遜色ありませんし、雪付きもウイングの下の深い溝に溜まるいわゆるアイスレイク状態さえ気をつければ、一瞬です!クランポンを使わなければ上の写真にあるプラマウントを削ってしまえばもっと楽ですね!ただ、自分は潤滑油を入れ、スクレイパーで常に氷を取り除き、細心の注意を払うようにしています(ちなみに細引きはホールループ)

 B&D Dynafit用クランポン(ギンギンに研ぎます)

ここまではかなりのスノーボーダーが採用しているシステムでもあります(本当かよ!?)ここからはいよいよ禁断のヒールピース取り付けです


いやあゴツい!できればLow Tech autoがいいなぁと思いますが、、、まあ率直にこんなん付けて何処行くの?っていう声がほとんどですよね

ヒールピースの最大の特徴はそりゃあもちろんダウンヒルスキーモードで滑れる!ですが、北米ではFix the heel, heal the problemという格言まである???(カタカナに直すとフィックス・ザ・ヒール、ヒール・ザ・プロブレム=ヒールを固定すりゃ問題解決さ!という意味です)☜別に面白くないって?う〜ん、発音すると結構いいんですよー


例えば凍り付いた稜線上でのヒールフリースキーが怖い!やべえ下り過ぎちゃったよぉ〜サイドステップで登り返したい!たまにはスキーモードでパウダー滑りたい!などなど用途は多種多様なのです!それと単純にヒールリフターも2段階あってよろしい!

ちなみにこちらのマシンはやる気さえあれば、①スノーボード、②スキー、③テレマークスキー、さらに④モノスキーの4種目が楽しめる逸品!

ただ、注意する点は最近のスノーボードは薄い!のでぶち抜きで埋め込まない限り派手にスキーモードを多用すると壊れちゃうかもしれません(板舎のボスもそう仰っていました)

お手入れも簡単で、こちらのGreaseを使えば一発ですぜ〜


おそらくリフターを歩きながら調節するのにも少しコツがいります!!詳しくはコロラドの重鎮のHow to videoをご覧あれ☟




また、長期にわたる耐久性やプレリリース習性などもまだまだ議論の余地がありそうですが、最大の欠点とされるのは固定ヒールからフリーヒールにしたい時に完全に足を外す必要があるという点かもしれません(とくにアップダウンの激しい場面では面倒ですよね)

裏技としてはヒールピースをスキーポールで捻りながら、ヒールを無理矢理上げるとたまにヒールだけ上手く外れてそのままツアーモードになります(責任は負いかねますので)

まあ、TLTはもはやスキーヤーだけの物じゃないですよ〜!特にバックカントリースノーボードガイドの皆様!お勧めです(これホント)

あー長かったですねぇぇぇ、、、読んでくれてありがとうございました(ぺこり)

2011/02/02

My Splitboards Setup スプリットボード

Venture Divide w/Dynafit TLT Speed

 Scarpa F1 mods

Burton Race Plate Bindings w/ Voile Plate

B&D Crampons

それぞれについてはまた詳しく書きたいと思いますし、他にもギアを紹介できればと思います

それと、、、


すばらしいことに白馬を中心にスプリットボード界を盛り上げようという素晴らしい動きも、こちらも是非!「割れまくり」〜〜〜〜!怪我よ治れ〜

2011/01/31

Snowboard VS Ski


だいぶ前になりますが、TetonATにディスカッションがあってスノーボードとスキーどっちが山岳滑降に向いてるのか???というスレッドが立っていました

GT: East Ridge

ここで言う山岳滑降とはGrand Tetonをはじめかなりシリアスなラインを指していると思われますが、興味深いので自分の思うところを書いちゃいましょう

まず、通常スノーボーダーはスキーヤーより短い板を履いている事が多く、同じ能力ならスノーボーダーの方が狭いクーロワールなどを軽快に滑れるのではないでしょうか?ただ、ここ数年スキーヤーもかなり短い板を履いていますからねぇぇ(160cmとか)


スノーボーダーはトゥーサイドエッジでいる際、完全に斜面と向き合っているので、サイドスリップ(スキーヤーはサイドステップも含む)の際により安全ではあります!とくにピッケルやバイルを持っている時には有効でしょう、、、が、しかし、ヒールサイドエッジは真逆で「DEEPER」でのJeremyのシーンを思い出す方もいると思うけど、かなり「あわわ」な感じですよね!?また、スキーは計4本のエッジがありますが、ボードは2本ですよね〜(ここら辺の話になるとサイドカットとキャンバーは要らんという話まで発展しますが、、、)

決定的なのはボードはサイドステップで障害物などをかわせないという点だと思いますね、、、なので祈りを込めて力任せにサイドステップ(まったくお勧めできません!)やサイドスリップまたはジャンプでかわすといったギャンブルに出ざるを得ないのも事実です(核心のノドなどでスノーボードをスキーモードまたはアイゼンに履き替えるときなど生きた心地しません)


北米の山岳スキーヤーは大抵このBD Whippetを使っております、、、が、しかし、これはギンギンに研いでもピッケルの様にはいかないので、両手が空いており、ピッケルやバイルを携行できるスノーボーダーの方がより安全であると言えるでしょう(Marcoは重た〜いバイル2本握って滑っていましたね)

まあ、それぞれ何かと善し悪しありますが、機動力や利便性を考えてどっちが優れているとも劣っているとも言えないでしょうね(優れたヤツは優れているので)

ただ、山岳スノーボードの場合はトータルに考えてスキーヤーに劣らないようにするにはどうしたらいいかを考えないと厳しいと思いますが、、、

2011/01/30

Splitboards for 2012

K2 Panoramic

来期もたくさんのメーカーがスプリットボード界に参入してきますが、注目は何と言ってもクリッカーをはじめ、その昔からバックカントリーに情熱を傾け続けて来たK2でしょう!

 シャベルシャフトにはBrooks Rangeばりのスレッドになるキット入り!

このK2 PanoramicはVoileのシステムを採用してしますが、シールも独自にプロデュースするようで、Voileのいわゆる貼り流しではなく、精度が高いK2らしくノーズ/テールで留めるしっかりとしたもの、、、詳しくは☟


その他にもたくさんありますが、
GNU Billy Goat C2BTX Temple Cummins (Karakoram interface)

2:30あたりに注目


こちらはT.Rice Split (Karakoram interface)←ビデオの最後!

 左)Never Summer 右)Burton Freebird

ROME Whiteroom

ROMEはどちらかと言うとマウンテニアリング寄りのStephen Kochのインプットがたくさん詰まっているかと思えばパウダーボードのようですね〜


そしてJones Snowboardsはスプリット思考の強いJJならではで、HovercraftとMountain Twinも真っ二つに!そしてSolutionもサイズオプションを増やしてラインナップされるそうです(いったいどのくらい日本に入って来るのかが問題なような気が!)


そして何と言っても上の写真を見ての通り、ついにKarakoramのシステムを採用するのか???(いまのところ来期はGnu, LibTech, Jonesが採用)

  
Bindings
 
 Board Clip
 Quick Release Lever
 Ride Mode Interface
 Tour Mode Interface
 Quick Release Touring Bracket
 Sleeved Touring Pin
Tip and Tail Clip 

ちなみにVenture Snowboardsもいいものが出て来ますよ〜



待望のJohan-Oモデルsplit Odin(真ん中)←どちらかと言うとアグレッシブなStormと言われています





2011/01/20

TENGU Snowcat Tours


来月2/2からいよいよTENGU Snowcat Toursが本格始動いたします

詳しくはHPを見て頂ければ、、、と言えば簡単ですが、10個だけ魅力を紹介させて下さい

① 北海道内でも最良質のパウダー
② 軽いっっっ
③ ドライっっっ
④ 混雑とは無縁!
⑤ ガイド1名に対してお客さま5名の割合!
⑥ ガイドは北米でスキーガイドトレーニングを受けたナイスガイ!?たち
⑦ メローでフレンドリーな雰囲気
⑧ ランチもご用意(地元名産のジンギスカンあり!)
⑨ 旭川より90分でICに近い
⑩ 連絡ください!

すいません、無理矢理で、、、

いまはプレオープン期間にあたりますので、詳しくはえんがる町のHPコチラでご確認くださいませ

twitterもありま〜す 

2011/01/13

Avalanche Shovel

Brooks Range Backcountry Pro

トリプルアンテナのアバランチビーコンがスタンダードになってからアバランチレスキューのメインフォーカスがシャベリングに移行してだいぶ経ちますね(その最たる例としてInternational Snow Science Workshop2008の「THE V-SHAPED SNOW CONVEYOR BELT」by Manuel Genswein & Ragnhild Eideがあります)


そこでシャベルというギアに着目して、2009年アメリカのAAA「Avalanche Review」の「Shovel Performances Span Heaven and Hell」という記事の中で様々な実験を繰り返し、現存するシャベル各種をかなり痛烈にレビューしていくものがあります


まず、ブレードの素材は強靭な6061アルミニウムでT6仕上げ(熱処理)しかありえないとし、シャフトはテレスコープ、ある程度大きめのブレードサイズで、形も強靭なストレートのフロントラインで脚力を使えるフラットトップが一番としていますね
フラットトップとストレートなライン(BCA Chuguch Pro)

ハンドルタイプも当然TじゃなくてDと豪語していますが、同じDグリップでもサイドウォールがないとパフパフなグローブには相性がわるいとも言っております

左)あり (Voile Telepro T6)右)なし(G3 Avi TECH )

その他さまざまなカテゴリーで試した結果、Voileの評価が一番高いですね(まあアバランチプロフェッショナル向きという事ですが)

まあ、ほぼ同意できるんですが、最低限の条件を満たしていれば、プレイヤーの考える優先順位を踏まえて選ぶのが個人的には一番いいと思いますよぉ(プラスチックのシャベルは軽量だしパーティ内で1本あるとテントの雪かきに便利だったりしますし、、、)

例えばこちら☟ Brooks RangeのシャベルシャフトはSled用にダブルになっており、それぞれスロットが刻まれています