2010/06/05

おすすめ〜パタゴニア編〜


Men's Alpine Guide Pants

パタゴニアのクライミングラインのソフトシェルパンツは色々あるんだけど、耐久性や保温性を考えても、これが一番汎用性あるんじゃないかなあと、、、とくに標高の高いアルプスなんかでは夏でもこれがいいですね

もちろん春の山岳滑降にも最適!ハーネスとの相性も抜群でポケットなんかもかなり使えま〜す


Men's R1 Hoody

名作中の名作!所々ぎこちなかった初代R1 Hoddyを全面改良し、文句ない着心地!!!ヘルメットとの相性も最高でバラクラバいらず!一年中着れ、サムループも個人的には◎


Men's Houdini Full Zip

こちらも殿堂入り級の名作!初代Dragonfly Jacketよりも丈夫に!こちらも一年中着れます!某クライマーは超高所でも着こなしちゃってます


Men's Nano Puff Pull Over

すいませんが、これも殿堂入りさせていただきます!!!ただ厳冬期これはあくまで中間着にしてください、、、防寒着にはDAS PARKAを忘れずに

ほかにも沢山あるけど、これらはホント〜に使えます

2010/06/04

The Chuting Gallery

この本は98年に出版されてるんですが、いいでしょう?まず、タイトルが!

CHUTINGとはもちろんシュートの事!!!前文では、まずアンドリューのママが「あんたたち、こんな気違いじみた本を参考にするもんじゃないよ!」とジョークまじりのゲキを飛ばし、翌99年シシャパンマ遠征で遭難死してしまった、ブラックダイアモンド社の同僚であり、優れたスキーアルピニスト、アレックス・ロウは「これはチープなスリルを味わうためのガイドブックじゃねぇぞ〜、真剣に取り組め!」と言い放っていますね

アンドリュー自身も「これはパウダースキーやスキーツアーのガイドブックでもないし、むしろ岩登りルート集に近いね」と評しています(笑)

構成はこうなっています、、、(例)
シュートの名前:Heart of Darkness
レイティング:S5
ピッチ:48°
アスペクト:West
標高:6,200 ft - 10,400 ft
標高差:500 ft

まず、シュートの名前が紹介されています

日本のルート名のような堅苦しい、○峰○○壁○○○ルートなどではなく、滑降したプレイヤーの心意気が伝わってくるような微笑ましいルート名なのです(いまをときめくGIRI GIRI BOYSのルート名はいいですよねぇぇぇ)
  
そして、レイティングですが、これが面白い!

アンドリューが用いているのはヨーロッパ発といわれたSシステム、これをコロラドの重鎮Lou Dawsonとカリフォルニアの名スキーガイドBela Vadaszによって改良されたものらしい

こちらは①アプローチの困難度と、②斜度から構成されており、スキーコンディションは常に一定、つまり滑れるコンディションという想定だ

アプローチグレードⅠーⅦ
Ⅰ:リフトからアクセスできたり、駐車場からすぐなど(いわゆるサイドカントリー)
Ⅱ:マウンテニアリングを含む場合でも、1日でアクセスできる(ワサッチのグレード)
Ⅲ:数日かかる場合もあり、テクニカルな場合もある
Ⅳ:数日かかり、氷河やロープを積極的に使うルートがある
Ⅴ:ⅠからⅣの要素すべてがハードになり、標高が関わってくる
Ⅵ:遠征要素が強く、クレバスレスキュー、クライミングスキルなどを強いられる
Ⅶ:アプローチ中に死ぬこともある(マジっすか!)

斜度グレードS0ーS8
S0:ゴルフコース
S1:緩〜い感じ
S1+:スキー場で言う初心者コース
S2:25°ほど
S2+:25°の斜面で地形が少し複雑
S3ー:マックス30°
S3:35°ほど
S3+:複雑な地形で35°程度
S4ー:35°〜45°の斜面でランアウトが安全で地形の罠も少ない
S4:35°〜45°で滑落すると危険な地形
S4+:コンスタントに45°弱の斜面で、地形も複雑で滑落は避けたい
S5ー:コンスタントに45°を保つ
S5:45°〜55°の斜面で滑落は生命の危機
S5+:55°ほどの斜面で滑落はアウト
S6ー:ほぼ50°越えの斜面が続き、所々55°よりスティープ
S6:常に55°を越える斜面で滑落はキレイな死に方ができない
S6+:55°程度の斜面にクレバス、樹木、クリフなどの障害がある
S7:60°の斜面!!!(ついにきたぁ)
S7+:60°でかつ障害多く、滑落⇒即死
S8:The Future

これに、Aレイティング、つまり懸垂下降などエイドの要素を絡ませている

つねに議論されるところで、ビレイ、懸垂、やダウンクライムをするような滑りは滑降じゃねぇよ!という人もいるけどマウンテニアリングには必須でしょう!!!

そして、ピッチというのは最大斜度のこと、

アスペクトは言うまでもなく向き、

標高もアプロローチから山頂までの標高を明記してあり、

標高差は言うまで無いですね

まあユタには素晴らしいアバランチステーションがあるので、ローカルは毎朝そのインフォをゲットしてから、これらファクターと吟味させてから登っていますねぇ

じゃあ、日本の山岳滑降におけるグレーディングはどうなってるの???

例えば、新井裕己氏の

鹿島槍ヶ岳北壁正面ルンゼ Doze in Heaven

アプローチ:Ⅲ
レイティング:S6ー A 
備考:オンサイト
最大斜度:55°〜60°
向き:北
標高:アプローチにより変動
標高差:約1000m

みたいな感じ???

とにかく、山岳滑降は危険なので良い子のみんなは止めましょう!とは言いません!!!

2010/06/03

スノーボードアルピニズム




55°(五十五度)、これはスロープの斜度である!(いきなりで申し訳ないんですけど)まあ、55°の時点でスロープとは呼べず壁になるんだけど、、、

最近ぼくらの中でひそかに盛り上がっているキーワードだ(そうでもないか!)


55と言えば、MLBの松井秀喜選手の背番号と共通してるのはワールドクラスということだ

十数年前、パウダー誌で「45°は退屈だ。55°はないとゾクゾクしない」と言い放ったのは今は亡きダグ・クームス様で、事実、その後順風満帆だったはずのヴァルディーズのヘリスキーオペレーションを売却し、よりアルパイン要素の高いフランスのLa Graveに移り住んでしまったのだから有言実行だったんですね

しかし、その55°いう値は太古の昔よりスキーアルピニズム発祥の地、シャモニではごくごくスタンダードでもあったようで

あちらのクライミングルート集にはこういったものがあり☟




ここにはルートのグレードとともに、ちっこいスキーヤーとスノーボーダーの挿絵がついてるラインがあって滑降されたラインを意味するのだ(日本にもぜひ作ろう!)



ダグ・クームスは55°発言の後、さらに「今はクライミングルートを滑るのは当たり前だ」とも言ってのけたが、その数十年前のシャモニではすでに実践されていたということになる(すげ〜)

まだまだ歴史の浅かったスノーボードですら(当時はスノーボードと言える代物ではなかったはず!)、80年代にはえぐ〜いラインが刻まれていて、86年パラシュートでプチ・ドリュの山頂に降り立ち、ルートの三分の二を懸垂し、250mの懸垂氷河をスノーボード滑降するというなんともXなBruno Gouvyが最たる例だろう(マジっすか!)





そして、Brunoの死後、Jerome RubyとDede Rhem が数々のラインを攻めまくり、最高傑作として語り継がれるのはマックス60°はあろうかという蒼氷の張ったラインのトリオレ北壁をやっちまったこと!!!




ここら辺を受け、ビッグマウンテンスノーボードを題材にした「LINES」ではあのノア・サラスネックをして「人々はエクストリームというけれど、俺たちはただパウダーを滑っているだけで、本当のエクストリーマーはシャモニの連中だ」と呆れ顔をしていたのが忘れられない

そして、90年代後半熱が冷めた様に思われたシャモ二のスノーボードアルピニズム界に彗星の如く現れたのが、Marco Siffrediくんで、





2002年エヴェレスト北壁ホーンバイン・クーロワール(一番はじめの写真)で遭難するまでの数年は、ビギナーズラックでは到底片付けられないファースト・ディセントを含めた快記録を打ち出していた(スノーボード初めて1年でエギーユ・ドュ・ミディ北壁を滑ったそうな、、、)


とくにトクララフ帰りの Jean-Marc Boivinの89年以来、セカンド・ディセントだったヴェルトの最大60°強のラインは強烈な印象を残し、ただのスノーボード・パンクでは無いことを証明してみせたもんです




そして、標高の低いところでは飽き足らず、ネパールのドルジ・ラクパ(6988m)を初滑降すると、チョー・オユー(8021m)を挿み、



2001年、初のエヴェレスト遠征でオーストリアのStephen Gattと激しい初滑降争いを演じ、途中バインディングの故障もありながら、22歳のバースデイの翌日、山頂からノートンクーロワール経由ABCまで板を脱ぐことなく滑り下りてみせた(Gattは無酸素でミニマムのサポートだったため、クライムダウンを強いられたセクションがあった⇒すげーですけどね、こっちも)




そんなマルコも翌年ホーンバインで消えてしまった(涙)、、、まだ見つかっていない




遭難直前、山頂からの滑降を準備するMarco


遭難の原因はスラフで弾かれてボトム落ちしちゃったのか、シュルンドへ滑落したのかはわかっていないが、当日の雪のコンディションは決して良くなかったようだ

マルコに続いてアメリカのStephen Kochもホーンバインにチャレンジするも敗退してしまった(だいたいアソコ滑れるん???)

決して高所からの滑降だけがエクストリームとは言わないが、標高は斜度とともにメジャーな要素になるんですよねぇぇ

ただ、今の道具のめざましい進化を考えれば、スノーボードアルピニズムの世界は退化してしまっているのかな???それとも、文明の発展とともにプレイヤーそのもののメンタルの退化?

いつの日かとてつもない記録が生み出されるかもしれないけど、一言だけ言わせて下さい!男の中の男、若きスノーボードアルピニズム継承者よ、、、 

出てこいやぁぁぁぁぁぁぁぁ

2010/06/01

滑り納め?

ようやく今シーズン日本一の山、富士山を滑れましたぁ

ちょっと寒くて天気もいまいちだったけど、吉田大沢から屏風尾根つめて小御岳流しを滑ってきました

相棒は最近ずっとFYGの松本省二くんですねぇぇぇ

日本雪崩ネットワークのアバランチミーティングの後、気温が低く心配してたんだけど、思ったより雪が緩ーくてかなり楽しかったですねぇ、、、

本当はお鉢と白山岳のコルから滑りたかったけど、視界不良で断念!

 滑ったあとはもちろん温泉♬秘湯でしたねぇ

今シーズンの滑り納めかなあ(涙)、、、うーん、いや、まだいけるな、、、

2010/05/27

山梨のイイ山


その昔に恵林寺を開いた夢窓国師が修行したということで知られる、乾徳山2031mは山梨百名山でもあり、日本二百名山のひとつでもある名山

この時期は新緑と咲き始めのレンゲツツジがきれいなんですねぇ

本日のゲストは、、、

登山は初心者なれど、フルマラソン完走者らしく根性すわってます!ぬるぬるのハシゴもクサリもそして、そそり立つ岩壁も恐れる事を知りません!自身の最長登山記録更新もまったく問題なし!次は八ヶ岳に登りたーいとやる気満々

 そして山頂で思わず、、、
 距離にして約10キロ、標高差約1100m、お疲れさまでしたぁ

2010/05/25

Diamond Partner





パタゴニアとはかれこれ長〜いお付き合いになりますねぇ

感謝感謝

家のクローゼットには最初に買ったシンチラ、ボロボロになったキャプリーン、ヨレヨレになったTシャツ、またまた古〜いカタログなどなどお宝?が眠っています

そんなパタゴニアですが、創始者のイヴォンさんは50年代に鍛冶屋としてスタートして、そして72年には初のカタログを発表し、ピトンに変わってアルミ製のチョックを売り出し、クリーンクライミングを提唱していたのです(先見の明ありすぎ!)

これは85年のシュイナード・イクイップメントのカタログの裏表紙に使われた写真らしいです(笑)

イヴォンさん自身ものすごいプレイヤーであり、ビジネスマンでもあるわけですから、その哲学もかな〜り面白く、let my people go surfing:社員をサーフィンに行かせようは思わず深イイぃぃと唸ってしまいます

ところで、みなさんはパタゴニアのサイト内にある、ティンシェッドってご存知ですか?イヴォンさんたちがピトンをコツコツ作っていた当時のブリキ小屋の事なんですが、ここには今現在パタゴニアに関わる様々なストーリーが展開されていて必見です!!!

また、パタゴニアはバンフマウンテンフェスティバルやスピーカーシリーズなどなど盛りだくさんなイベントを開催していますので要チェックですよ〜

今年も夏山のシーズンが始まりますねぇ


2010/05/24

K2 西壁


今年の夏に神様、仏様、Steve House様がK2西壁にチャレンジするようで、、、

あんまり今後の目標とか話さないタイプの彼ですが、今回は公言していますね

K2西壁の狙っているSickle Couilorは87年と89年にクルティカによって挑戦されているみたいですが、どちらも頂きには至っていません

Sickle Couilorって登攀滑降の世界では、TetonのMt. Moranのクーロワールで有名ですが、格が違いますな、、、



マカルー西壁は忘れて、ぜひ楽しんできて欲しいですね!

Steve Houseをご存じない方は著書Beyond the Mountainをお読み下さい(残念ながら、まだ日本語訳は出ていません)

追記:
スティーブはカナダのMt. Templeで墜落して、相当な大けがだったようで、、、今年の夏のK2はお預けに、、、
詳しくはこちらをお読み下さい
頑張って早く治してまた活躍して欲しいものです!!!